2月4日(金)10:00~15:00にzoomにて、BWAP2の概要を学んだり、事例を紹介して頂いて演習をする研修に参加しました。
講師は、くしろ・ねむろ障がい者就業・生活支援センターぷれん センター長の高谷さふみ氏でした。
【 BWAP2とは? 】
ベッカー職場適応プロフィール:2(Becker Work Adjustment Profile2=BWAP2)は、米国や諸外国で利用されている、障害のある人の職場適応力をアセスメントするツールです。大きな特長は、ハードスキル(作業能力)だけではなく、ソフトスキル(日常生活やコミュニケーション、対人関係などにおける能力)が把握できる検査という点です。支援の必要性が明確になるので就労支援プログラムに活用できます。
【 BWAP2の対象者は? 】
BWAP2は、仕事の習慣や職業スキルをアセスメントするための「観察による評定尺度」です。12歳から成人までの知的障害、学習障害、情緒障害、自閉スペクトラム症、てんかん、身体障害などのある人の職場適応力をアセスメントすることができます。
【 BWAP2の実施者は? 】
障害者職業センターのジョブコーチやカウンセラー、就労移行支援事業所の職員、就業・生活支援センターの職員、大学・高校の進路指導担当者、保護者、知的障害者や発達障害者を雇用しようと考えている、あるいは現在雇用している企業のスタッフ、障害のある人の就労支援に関わっている人たちなど、基本的にはだれでも実施できる検査です。
【 BWAP2の検査法は? 】
検査項目は4つの領域に分かれています。
・仕事の習慣/態度(HA) 10項目 ・対人関係(IR) 12項目
・認知能力(CO) 19項目 ・仕事の遂行能力(WP) 22項目
全部で63項目あり、実施時間は約15分程度の簡易な検査です。
検査結果は、各領域と4領域を合わせた「総合的職場適応能力(BWA)」で評価されます。
利用されている方たちの特性をより知り、どのような合理的配慮を行えばいいのかを検討していくために、私たち自身の学びを深めて活用していきたいと思います。
※障害の表記はテキストより引用のため、そのまま記載しています。