11月30日に今治市総合福祉センター愛らんどで自閉症スペクトラム基礎講座が開催されました。「見て分かる」をたすけるためというテーマでライフサポートここはうす所長桑原先生の話を聞きました。
初めに、氷山モデルの表を見て、私たちが変えられるところはどこか、また変えられないところはどこかということを改めて学びました。私たち(支援者)が変えられることは、本人(子ども)が困っていることは何かということを知り、困っていることを減らしていくことではないかと思いました。本人(子ども)が困っていることで、また、私たち(支援者)が変えられないことは、本人(子ども)の特徴(こだわり)だということです。特性(こだわり)を生かして支援していくことで社会や地域に出た時に特性を生かした事ができるのだと思いました。
次は、構造化全体の概要・意味、最も大切なポイントの確認についてお話を聞きました。まず構造化とは、ASDの人に6つの情報を視覚的に伝えることです。「いつ」を伝えたいときは、視覚的構造化のスケジュールで伝えていくということ、「どこで」を伝えたいときは、物理的構造化で伝えていくということ、「何を」「どのようなやり方で」「どうなったら、終わりなのか」「終わったら、次に何があるのか」伝えたいときは、ワークシステムを使って伝えていくことが改めて大事ということに気づくことができました。支援をしていて、本人(子ども)に6つの情報を伝えることができているか子どもの様子を見て考えていこうと思います。
午後からはテーマトークで「人生の主人公となるために」という演題で講義を受けました。権利擁護とはどういったことか、基本的アサーション権とは何か、誤学習とは、誤学習をさけるためには、プロンプトとフェイドアウトについて、生活シナリオとは、6つのことについて話を聞いてきました。一番心に残ったことは、プロンプトとフェイドアウトについてです。支援をしている中でプロンプトをしすぎていないか、子どもがプロンプトに依存していないかと考えることができました。