1月28日(日)新居浜市総合福祉センターにて、社会福祉法人わかば会主催のシンポジウム『問題行動への支援~行動障害を起こさせないために~』がありました。法人からは、事例発表で参加させていただきました。
まず、社会福祉法人旭川荘の川西大吾氏、NPO法人ライフサポートここはうすの桑原綾子氏から、自閉スペクトラム症の障害特性、構造化、氷山モデル、誤学習についてわかりやすく教えていただきました。
事例発表では、『地域での支援』と題して、児童発達支援、放課後等デイサービス、生活介護の事業所で、保護者や地域の支援者と連携をしながら支援を進めた事例を報告しました。どの事例も氷山モデルを使用し、障がい特性や環境要因を考え、支援方法を検討したことをお伝えしました。
障がい者支援施設くすのき園の事例発表では、入所施設内での問題行動への支援について報告していただきました。行動記録を取ることで事実に基づいたアセスメントを行い、氷山モデルで支援を検討し、チームワークで生活全般を見直した丁寧な支援でした。
また、生活支援センターわかばの大江真輔氏から新居浜市の実情についての報告もありました。必要とされる支援が提供できる事業所の不足や、ご本人さんの生活がやりがいや充実感のあるものになるための支援の重要性や、親亡き後の支援の社会化の問題などを教えていただきました。
貴重な体験をさせていただいたとともに、よりよい支援のための努力と、保護者や地域の支援者とのより一層の連携の必要さを感じることができました。