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【研修報告4】 第170回国知研セミナー「TEACCH自閉症支援の最先端」

<研修目次>

1.概論

2.アセスメントの重要性について

3.検査について

4.ソフトスキルの重要性について

5.フォーマル検査を支援に活用する事例について

 


 

研修報告4 ソフトスキルの重要性について

 
 スキルには、ハードスキルとソフトスキルがあり、ハードスキルは職業スキルで教えられるスキルで数量化でき、本での勉強や学校での学習や職場での作業学習などです。それに反し、ソフトスキルは数量化が難しく『人とのかかわりスキル』と呼ばれています。
 
 ハードスキルの具体的例としては、
 
 ・外国語の学習
 ・学歴や資格の取得
 ・ワープロのタイピングスピード
 ・機械操作
 ・清掃、食器洗い、分解・組み立てなどの職業能力
  などがあります。
 
 履歴書に記載されるスキルと考えるとわかりやすいと思います。
ソフトスキルの具体的例としては、
 
 ・身だしなみ (服装、髪の毛、体臭予防、髭剃り、爪切りなど)
 ・時間管理 (遅刻をしない、休み時間が終わったら職場に戻るなど)
 ・余暇 (昼食後、就業時間後、土日の適切な過ごし方)
 ・日常的な家事労働 (炊事、洗濯、掃除、買い物)
 ・対人関係 (挨拶、お礼、ミスの報告、トイレの際の許可)
 ・金銭管理 (無駄遣いをしない、計画的使用、貯蓄)  などがあります。
 
 成人期の生活では、ソフトスキルが獲得できているかどうかが特に重要となり、就労の継続にも必要とされ、離職理由としてソフトスキルの問題が理由になることが多いようです。そのため、早い段階から計画的にソフトスキルを習得していく支援を行い、家庭や地域に般化させていくことが大変重要だと考えます。

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