9月22日(土)ゆいねっと新居浜職員研修を行いました。講師に桑原綾子先生(ライフサポートここはうす統括所長、川崎医療福祉大学非常勤講師)をお招きし、「チーム支援について」「性について」という二つの異なるテーマでご講義いただきました。終日にわたる研修でしたが、グループワークなどの時間も設けて下さり、日頃スタッフが支援の中で考えていること、感じていることを率直に話し合い、高め合う機会となりました。
障がい福祉事業の中で、個々の特性に応じて適切なより良いサービス提供を行い、地域社会に貢献する目標を達成するには、当たり前のことですが、仕事のでき続ける人材になることが何より大切だと改めて痛感しました。これからの時代は、当然必要な専門性だけでなく、人間性の向上との両輪での成長を目指す、力と人柄の時代がきたと教わりました。「専門性を行使するのは人間性」この言葉を胸に刻みました。
組織について学び、良い仕事ができると自然に人間関係が良くなっていくので、仕事に集中し、主体的に行動し続ける人になるために、スタッフ一人一人が努力していることを認め合い、職場風土の醸成のために各人ができることをしっかり話し合うことができました。
「性について」もデリケートな重いテーマでもありますが、特性に配慮して早期に正しい情報提供が大切ということを確認しました。支援をする際には、必ず支援者側の価値観が影響してしまうことを自覚することが重要だと教えていただきました。
知識を正確に知ること、仕事や自分の人生の主役になるために性についての支援は不可欠であり、自立に必要なスキルとして、幼い時から自宅の中でもプライベートとパブリックの区分があることを教えていく必要があると思いました。
自分の部屋はプライベートな空間、リビングやダイニングなど家族と共有する空間での過ごし方との違いが理解できるように、幼児期より構造化やスケジュールなどで支援していくことが、ご本人の自立や社会での立ち居振る舞いの暗黙のルールを伝えていくことになります。