12月10日(土)13:00~16:00に川崎医療福祉大学 レベルアップセミナーの第7回目の研修があり、zoomにて参加しました。
このレベルアップセミナーは、毎回2名の方が事例を発表して、グループに分かれて協議をして検討課題について意見を出し合う形式の学びの場になっています。
今回は、岡山県倉敷市 就労継続支援B型事業所の方の事例と、大阪市高槻市 成人ASD研究会のかたの事例について、意見を出し合いました。
1例目は、怒りのコントロールについて。ソーシャルストーリーや、キャットキットといった具体的な方法の提案や、イライラが大きくなる前にクールダウンできるスケジュールに変更できないか、といった意見が出ました。
2例目は、保護者の立場から自閉症の学びを深め、法人を設立された方からの発表で、参加者の職場や、地域の現状と今後の展開として、『自閉症の方たちが、自己認知を深め、自己選択・自己決定していく経過をフォローする機会があるか』『自閉症の当事者の家族(主に親)が自閉症の特性や支援、主導権の移行など、将来を見据えて継続的に学ぶ機会があるか』という問いかけがありました。
自分のことを自分で決めることは、機会と経験がとても大切だということや、親子としての関係性への支援では、親自身が学び、親自身が気づき、自分とわが子の人生を別としながら寄り添っていく生き方があることを改めて気づくことが出来ました。
セミナーへの参加も回を重ねるごとに、色々な事例を知ることができ、参加者の方たちの取り組みを具体的に聞くことが出来て、明日からの自分たちの支援に活かせるところはどこか、そのようなアプローチがあるのか、など良い刺激をもらっています。残すところ、セミナーもあと2回になりましたが、学びを深めていきたいと思います。