2025年4月19日(土)地域交流センターにて仕事の基本研修を実施しました。
講師に桑原先生をお迎えし、午前中は講義、午後からは6チームに分かれ、
5つのテーマで若者に向けてのプレゼンを作成・発表しました。
午前中の講義の中で最も心に残ったことは「守破離」の考え方です。
これはお能の師匠とお弟子さんの関係を表した言葉で
・守・・・師匠についた弟子が最初にすること。師匠の教えをそのまま守ってやる段階。
言われたことを言われた通りにする。
・破・・・ようやくできるようになった段階。
師匠も認めていて、基本をベースに少し自分らしさを乗せる段階。
・離・・・自分流が認められたら師匠から離れ、自分が弟子を取る段階。
業務ごとにこの考え方をとりいれ、自分が今どこの段階にいるのか?を確認する。
確認したら、その段階ごとの業務を段階通りにやっていく。というものでした。
桑原先生もこの考え方から、分からないことは「守」で良いんだ。
と思えるようになり、随分気持ちが楽になったそうです。
午後は10代後半から30代前半の若者に向けた
①この仕事の魅力について
②信頼されるコミュニケーション・援助の求め方について
③仕事で嫌なことがあった時どうする?
④職場の人とうまく付き合うコツ
⑤仕事における体調管理を考える
をテーマに各チームが一つのテーマについてプレゼン資料を作り、発表をしました。
プレゼン資料はDESC法を取り入れ、作成しました。
どのチームも苦労したのは「若者に向けて」という部分。
プレゼン資料を作るための話し合いの時から対象者を意識しない話し合い。
プレゼンの資料を作る時も対象者を意識しない表現。
途中桑原先生に、「若者はこんな風に言われたらどう思いますか?」との投げかけに
ハッとなったにも関わらず出来上がった資料はやはり硬いものでした。
他のチームはいろいろなアイデアを駆使しており、とても見応えのあるものでした。
この講義ではこれから情報を提供しようとしている対象者を意識してプレゼン資料を作る。
見てもらうための工夫をする。そして、対象者を意識して発表を行うことの大切さを学びました。
今回の研修もとても学びの多いものでした。
毎回桑原先生の講義は楽しくてあっという間に時間が経ちます。
全員で参加したい研修ばかりですが、仕事の形態で難しいこともあり
今回の学びを参加できなかったスタッフにも伝え、
今後の働き方、仕事への向き合い方など共有していけたらと思います。