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川崎医療福祉大学 自閉症特別講座を受講して ~地域で暮らすということ~

11月19日(金)18:30~20:30で川崎医療福祉大学 自閉症特別講座の第16回「地域で暮らすということ~移行支援~」のテーマの講義を受講しました。今回は、東大阪市にあるNPO法人 発達障害サポートセンター ピュアの種村祐太氏が講師でお話を聞きました。乳幼児期、学齢期、成人期のライフステージをつないだ、特性に合わせた必要な支援が途切れることのないように、一貫した支援体制の構築を目指している法人であり、私達ゆいねっと新居浜が目指す支援体制を実現化されている所の一つでもあります。
2018年10月に全ライフステージをつないだ新施設を開設され、2022年には奈良県明日香村にて新たな取り組みを始められ地域の課題の解決にもかかわりを深めているそうです。
お話の中で、コミュニケーション支援が重要であると言われていました。
コミュニケーションとは・・・?理解コミュニケーションと表出コミュニケーションの双方向で成り立つもの。
① 構造化(スケジュール、手順書、物理的構造化など)を用いた理解コミュニケーショ ン支援
② PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)や、PECSⅣ+(iPadによるPECS)、リマインダー、コミック会話、筆談、スマートフォンアプリなどを用いた表出コミュニケーション支援
③ トークンエコノミー法などによる行動の視覚的強化システム
を大切にして、支援されていると言われていました。
中高生対象の就労前トレーニングでは、中重度知的障害タイプの方対象の「ピュアチャレンジ」(作業所に移行されたり、福祉的な就労をされる)と、軽度もしくは知的障害がないタイプの方対象の「ピュアバイト」(アルバイトや、一般就労、大学進学される方もいる)の2つについて、実践例と動画も交えて話してくれました。
ぴあ・いろはプラスでも同様に就労前の仕事の練習や、個別のニーズに合わせた支援を、保護者や本人への聞き取りを元にして取り組んでいるので、大変興味深くまた、多くのヒントをもらえたように感じました。
成人期に向けての移行を安心して、スモールステップで無理なくしていけるように、日々の支援にあたりたいと思っています。

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