6月27日(月)に、感覚プロファイル短縮版について、ぴあ・いろはプラスの職員で勉強会をしました。感覚プロファイルとは、感覚の過敏さや鈍麻さについて、複数の感覚領域にわたり包括的に把握できる検査です。質問は、触覚過敏性、味覚・嗅覚過敏性、動きへの過敏性、低反応・感覚探求、聴覚フィルタリング、低活動・弱さ、視覚・聴覚過敏性の7つの項目に大きく分けられ、その行動が見られる頻度を<しない、まれに、ときどき、しばしば、いつも>の中から保護者が回答し、検査者がスコアを計算します。
各自、自分の身近な子どもさんを例に実際にチェックしてみましたが、どの頻度にあてはまるかを迷いながらも、非常に短時間(10分かからない程度)で実施できました。判断に迷った所は、「こういう場面ではこうだ。」等といった特記事項を書いておくと良いそうです。
職員からの質問もあり、この検査により、ご本人やご家族、支援者がどの感覚は平均的で、どの感覚が過敏さや鈍麻さが高いかが具体的に把握でき、その方が持つ能力が発揮できるように環境を整える時に、役立つ事を学ぶことができました。ぴあいろはプラスの中高生の必要な子どもさんに対して検査を行っていますが、検査を行っていない子どもさんや児童発達支援の小さい子どもさんにも、今日学んだ事を支援の中で役立てていきたいと思います。