12月4日(土)に高校3年生の利用者さんが買い物実習と調理実習をしました。
今回は事前に何を作りたいか面談で聞き取りを行い、味噌汁を作りました。高校卒業後の進路を見すえ、家庭での役割を担えるように、利用者さんの家庭の作り方で、お母さんが日常的に使っている道具を使って、作るように計画しました。
買い物実習では、ぴあいろはプラスから、社用車に乗って近くのスーパーに買い物に行き、材料を探す際には、天井から下がっている、陳列棚の表示を頼りにして、スムーズに探すことが出来ていました。
調理実習では、お母さんが書いてくれていた作り方が、とても分かりやすい簡単な図解付きだったので、そのまま手順書として使わせてもらいました。初めて、お母さんのレシピでお味噌汁を作りましたが、少しのヒントと、モデルを示しただけで、ほとんど自分で作ることが出来ました。普段は味噌汁を飲まないようですが、自分で作ったものはおいしかったようでした。「次は、家で別の物(具材)を入れた味噌汁を作ってみるのも良いかな」とか、「魚を焼いてみたい」と和食作りへの興味関心が高くなっているような言葉も聞かれました。
「いずれ、ぼくがしなきゃいけなくなるからね」と、幼少期から今まで、家庭で世話して貰ってきた身の回りのことを、自分が出来る範囲で少しずつ、家族の一員として役割分担していこうとしている様子が伺えました。
これからも、個々のニーズに合わせた計画を立てて子どもたちに体験してもらえたらと思っています。