療育ルームいろはでは、病院で小児リハビリを受けているお子さんが複数いらっしゃいます。小児リハビリでは、丁寧にフォーマルアセスメントをしていただき、結果について共有してくださいます。お子さんについての医療からの情報共有は、とてもありがたく支援の参考にさせていただいています。
多数あるフォーマルアセスメントですが、少しでも結果について理解したいという思いから、手引きを購入し勉強しています。検査の目的、検査の仕方、検査の集計方法、検査から読み取れる内容、評価などを知ることで、インフォーマルアセスメントでは得られない情報を得ることができます。
例えば、S-M社会生活能力検査では、普段の社会生活能力を測定することができ、対象は、乳幼児から中学生程度の子どもです。15分程度で簡便に実施できる検査で、社会生活能力から全般的な発達と領域ごとの発達を見ることができます。テストバッテリー(複数の検査を組み合わせて実施する)を組むことで、子どもの実態をよりよく把握することができます。
保護者の希望に合わせて、支援の充実や情報交換のために、小児リハビリの見学などもさせていただいています。保護者、関係機関の方と連携を深め、利用児さんに合った個別支援を充実させていきたいと思います。