
10月29日(金)に行われた、川崎医療福祉大学の自閉症特別講座の第14回に参加しました。今回の講師は、石川県金沢市の社会福祉法人 金沢手をつなぐ親の会 「きずな(相談支援事業所)」の相談支援専門員 法人課長 笠合 竜明氏(かさご たつあき)でした。
副題として、【支援者として意識しておく「特性理解」と「支援の角度」】とありました。
利用者さんの基本情報として、「固定情報」と「見立て情報」があり、
「固定情報」とは、 「見立て情報」とは、
・氏名 ・「たぶん・・・」
・年齢、性別 ・「おそらく・・・」
・住所 ・「じゃないかな」
・家族構成 ・「…だと思う」
・成育歴 などなど ・「…なんです」 などなど
★各々で解釈しない決まった情報 ★各々の解釈があるバラバラ情報
とお話しされ、見立ては、その人にそう見えている意見であるため、事実として確定するには不十分で、確認していく切り口になる意味では重要だとも話されていました。
私達支援者が誤解をしていないか、自分自身を俯瞰して冷静に見てみることが重要だということや、「良かれ」が逆効果になることもあり、支援の角度がずれていると思わぬ結果として返ってくるということも話されていました。
自己理解をすること(支援者としての今を確認すること)が大切で、利用者さんへの自分自身の向き合い方を客観的にアセスメントしてみると良いですよ、と教えてもらいました。
チェックリストになっていて、講義中に自分でチェックしてみる時間もあって、振り返ってみる良い機会になりました。
また職場の同僚と一緒に、チェックリストを有効に活用してみたいと思っています。