5月21日(金)の18:30~20:30に、川崎医療福祉大学の自閉症特別講座の第2回の講義を受講しました。今回は、「自閉症の行動特性と学習スタイルについて」のテーマで学びました。講師は、前回と同じく諏訪利明先生でした。
TEACCHの概説について、自閉症の学習スタイルについて、詳しいお話を聞くことが出来ました。
暗黙の了解の難しさや、聴覚処理の苦手さ、注意の向け方の独特さ、社会的認知の難しさ、実行機能のつまずき、感覚的に過敏であったり、鈍感であったりすることなどを、事例をあげて、丁寧に話してくれました。受講生も自分が気づいた事をチャットで発信して、参加する形式が取られ、zoomの研修でしたが、実際に対面で学んでいるような感覚になりました。
最後のまとめで、「問題行動を考える時も、支援を考える時も、目標を決める時でも、いつでもASDの理解から始まるということ」や、「ASDとしての特性は変わらないが、彼らは『学び』『育つ』人たち」であること、「彼らの学びを最大限保証し、引き出していくために、常に彼らの行動特性および学習スタイルから考えることが重要であると思われる」こと、「彼らの『違い』を大切にできる豊かな地域社会であり続けるように作っていくのが、私達の使命である」ということが、強く印象に残りました。
日々の支援の中で、学んだことを心に留めていきたいと思っています。