9月4日(土)、「障がい者の虐待について学ぼう~誰もが笑顔で暮らせる街にしたい~」というテーマの虐待防止研修を受講しました。ゆいねっと新居浜からは、各事業所の代表者がZoomで受講しました。
まず、新居浜市の障がい者虐待防止センターまさき育成園の本多氏より、令和2年度の事業報告がありました。同じ相談者に対して、複数回電話や相談を繰り返して解決されているということを知りました。対話を大切にし、困りごとや不安を解消されている取り組みや、関係機関とチーム編成し連携して対応されていることを知りました。事例の報告では、関係者に障がい特性の理解や合理的配慮を求め、時間をかけて改善に向けた取り組みをしていることがわかりました。
次に、社会保険労務士法人ひなそよの鈴木正幸氏の講演を聞きました。お話の中では、虐待防止法について、虐待の定義、虐待の5類型などをおさらいし、身体拘束について、通報義務、早期対応・早期支援について確認しました。
虐待防止研修を受けるたびに感じることは、虐待を防止するためには、虐待の芽を摘むことが大切で、虐待に対する意識を持つこと、不適切なケアを虐待につながる芽であると気づくことが重要性だということです。虐待の芽が発生する要因や背景の理解、虐待の芽を見逃さない感性、虐待の芽に向き合う覚悟が大切だということを、支援のチーム全体で意識統一していきたいと思います。