ぴあ・いろはプラスでは、高校生を中心に将来の就労をイメージした仕事の練習を始めました。まずは、高校3年生から行っています。
仕事の練習を始める前には、TTAPやESPIDD、BWAP2でアセスメントを行い、保護者や本人と結果を共有し、本人の希望を聞き、事業所からの提案を行い、相談して練習内容を決めました。
高校3年生のA君は、仕事の持久力を延ばすこと、職場で想定される仕事を体験してみることになりました。まず、仕事の持久力を延ばす練習では、メモ帳作りを行いました。タイマーを利用し、まず20分見通しを持ってトライしました。作り方は、手順書があり分かりやすかったため、自分なりの効率アップの工夫も行いことが出来ました。階段掃除の練習では、初めに職員がモデルを見せ、同じようにやってみました。とても丁寧に掃くことが出来ました。
仕事の練習の後は、職員と一緒に感想や気づきを振り返ります。「手順書があったので、わかりやすかった。」「20分は大丈夫でした。」「階段を掃くのはちょっと疲れる」など素直な感想を聞くことが出来ました。
就職の前に仕事の練習をしておくことで、少しでもご本人のスキルにつながればいいなと思います。