放課後クラブぴあでは、春休みの高校生ボランティアさんが、利用児さんとのゲームセッションをしてくれています。普段は、事業所の慣れた職員とセッションをしている子どもたちが、初めての人やいつもの人でない人とも同じようにかかわり、順番やルールを守る【般化】ができるかをアセスメントすることができます。
ゲーム遊びを示すいつものカードに、職員ではなくボランティアのお姉さんの顔写真が貼ってありますが、いつも通りカードに示された対戦相手に自分で声をかけます。ゲーム道具を自分で準備し、写真入り手順書を見ながらゲームを進めていきます。相手がボランティアのお姉さんに変わっても、どのお子さんも順番やルールを守り、きちんと片付けをすることもいつも通りです。何なら、いつもより楽しい?!雰囲気さえ漂ってきます。
放課後クラブぴあでの療育は、事業所の中で一定の相手とうまくできるようになったことを、様々な相手ともうまくできるようにし、家庭や地域生活でもうまくできるように般化していくことがひとつの目的となっています。ボランティアさんの存在は、そんな般化の練習に大いに役立っています。