7月28日(金)、四国中央市で行われた、『TTAPを活用したアセスメント研修』に参加しました。講師は、くしろ・ねむろ障がい者就業・生活支援センターぷれんセンター長の高谷さふみ氏です。北海道の釧路・根室圏域の障がい者の就労支援にTTAPを導入して、フォーマルアセスメントからインフォーマルアセスメントを体系的に実施しているとのことでした。
TTAP(ティータップ:TEACCH Transition Assessment Profile)とは、学校から成人生活へのITP(個別移行計画)に有効なアセスメントで、自閉症スペクトラムのある人のキャリア教育と就労支援のプランニングのために開発されたものです。早期青年期に成人期への移行を計画し、教育を開始するために使用されています。
まず、フォーマルアセスメントでは、直接尺度と家庭尺度、事業所/学校尺度で合格や芽生えをチェックします。その後、報告書を作成し、移行プランや継続支援、連携目標などを確認する関係者会議を行い、インフォーマルアセスメント(職場実習)へ移行します。インフォーマルアセスメントでは、スキルの見極めやアセスメントシート、達成チャートなど各種の記録用紙を使用し、実習後にそれらをまとめ、スキルの累積記録を作成することで、ご本人の持っているスキルや今後の目標が明確になっていく仕組みです。
今回の研修を受講して、フォーマルアセスメントからインフォーマルアセスメントへのつなげ方がよくわかったとともに、一人一人に丁寧に支援していくことの大切さを再確認しました。
今後、放課後クラブぴあでの就労支援について、TTAPを生かしていけるよう、検討していきたいと思います。