ゆいねっと新居浜では、8月11日から3日間、職員研修がありました。
講師に横浜やまびこの里の小林信篤先生をお招し、コーディネーターとして今治市のライフサポートここはうす桑原綾子氏、トレーナーとして四国中央市の今人倶楽部矢野志穂氏、澄心の井原佳代氏にご協力いただきました。
1日目は、非常勤職員も参加し、【自閉症スペクトラム障がい概論】、【合理的配慮について】、【自閉症スペクトラム障がいの特性と学習スタイル】、【評価について】、【構造化された支援についてなど】の講義を受けました。初めて参加する職員も多く、自閉症スペクトラム障がいについて詳しく知ることができ、日頃の支援の裏付けとなる考え方を確認できたり、環境調整が必要な理由がわかったりしました。
2日目3日目は、1日目の基礎学習のもと、モデルとなって協力してくださった利用者さんに直接かかわりをもちながら、自立課題を作成したり、コミュニケーションのサンプリングを行ったり、保護者への報告を行ったりする演習でした。グループで積極的にディスカッションをしながら、よりよい対応や課題提供について進めていきました。
日頃別々の事業に従事している職員がグループになっていましたが、よりよい支援のためにチームで考え、チームで協力することの大切さを実感することができました。
講師やトレーナーの皆さんからは、ご本人さんの最善の利益と、生活スタイルや人生のステージに合わせた支援の考え方や提供の必要性について教えていただいたり、利用者の方を直接アセスメントしていただき、様々なアドバイスをいただいたりすることができました。
参加職員からは、「一人一人丁寧なアセスメントが必要だと感じた」「自分のしている支援を振り返るきっかけになりました」「支援についてみんなで考えることが大事」「これからは小さなことでも、すぐに報連相をしていきたい」など、前向きな感想があげられました。
今回の研修には、講師やトレーナーさん以外にも、スタッフとして法人外の皆さんにお手伝いしていただきました。知識や技術の学びはもちろんのこと、協力いただいた利用者さん、地域の関係機関の方たちや法人職員一丸となって研修が実施できたことが何よりの成果だと感じています。関わっていただいたすべての皆さんに感謝するとともに、今回の研修をゆいねっと新居浜の支援に活かしていきたいと思います。