3月24日と25日、岡山の川崎医療福祉大学で開催されたTEACCHトピックセミナーに参加しました。
2日目は『評価方法に関するワークショップ』が5つの分科会に分かれて行われ、ぴあ・いろは職員は第2分科会(PEP-3)と第3分科会(TTAP)を受講しました。
PEP-3は2歳~7歳5ヵ月のお子さんを対象とした発達検査です。「発達検査」と聞くと保護者の方は少し身構えてしまうかもしれませんが、PEP-3には診断のための情報収集だけでなく、検査を通してお子さんの強みと弱みを知ることで、そのお子さんに合った支援の手がかりを得る目的があります。
どんなことに興味があるのか?どんな情報が理解しやすいのか?音や手触りの感じ方はどうか?表現のしかたはどうか?などが分かると、より有効な手立てや環境を考えることができます。「できる/できない」だけの評価ではなく「芽生え(できそう)」も見ることができるので、次のステップとなる目標を考えるのにも役立ちます。
ワークショップでは、実際の検査場面の映像を見ながら解説を聞き、各検査項目の目的や観察ポイント、実際にどう支援に生かしていけばよいか等を具体的に学ぶことができました。また、お子さんの日々の育ちには保護者の方との連携、情報共有が重要だと改めて感じました。
いろはでもPEP-3の教材をより有効に活用して、お子さん一人ひとりの育ちに合った支援の提供に繋げていきたいと思います。