7月22日(土)、広島市にて行われたピラミッド教育コンサルタントオブジャパン主催の『問題行動に対処するためのガイド』という勉強会に参加してきました。
応用行動分析の考え方のもと、ご本人の社会的に重要な行動を改善するために科学的に導かれた行動の法則を応用し、問題行動へのアプローチの手順を詳しく教えていただきました。
行動には、すべて理由があり、ある行動を行うことで得た結果が起こることにより、行動が強化される仕組みを学びました。そのため、先行条件(直前の環境)、行動(本人が行ったこと)結果事象(その後の変化)、行動の機能(何のための行動か)を記録することで、仮説を立て、先行条件を変えたり、代替行動を教えたり、分化強化(適切な行動を強化することで不適切を減らす)方法を導入します。
問題行動に対して、言葉での叱責や活動の消去、タイムアウト(その場から外す)、レスポンスコスト(罰)オーバーコレクション(過剰修正)などは、先に述べた方法より効果が期待できなかったり、危険があったり、不適切な場合もあるとのことでした。
日頃から、子どもたちが社会の中で適切に行動し、経験やつながりを広げてほしいと願っており、今回学んだ問題行動の対処も、子ども主体の考え方で、子どもがより落ち着いて活動し、落ち着いている状況で学習や体験が効果的になるよう支援することの大切さを教えていただきました。