第106回ゆいねっとStudy倶楽部が10月9日(水)に新居浜市総合福祉センターにて開催されました。
今回のテーマは、「通院のあれこれ」でした。当法人が運営するグループホームでの通院援助の同行時の視覚的な支援について、また、医療機関を受診する時の資料作りや連携の仕方について、事例を交えながら報告がありました。
日ごろから、日々の日課や予定を視覚的に絵や写真などで入居者の方の理解度に合わせて、スケジュールや手順書などで伝えているそうです。病院受診の時も本人さんが受け止めやすいタイミングで写真やイラストなどで予告されています。どこの病院に、誰と受診するのか?病院でどんなことが起きるのか?終わったら何があるのか?が見て分かるように手順書を準備されています。ご本人にとってモチベーションとなるご褒美(例えばマクドナルドに行けるよ)を準備している方も多いそうです。
また、定期的な通院時には、その方の調子や服薬状況が一目で医師に伝わるように、頓服の服薬時間や混乱の状況をまとめ、グラフや表にして報告書とともに提出して、短い診察時間の中でも的確に医師の助言を受けやすい状況に工夫していると報告がありました。具体的な手順書やスケジュールなどもたくさん持ってきて下さり、参加者で回覧しました。
その後グループに分かれて、それぞれ気になることを深堀して、情報共有したり、具体的な事例について対応策などを探ることができました。