5月9日は、「コミュニケーションについて」をテーマに、今治市で特定非営利活動法人ライフサポートここはうすの所長をされております、桑原綾子先生に講義していただきました。
コミュニケーションとは、相手に伝える行為(表出言語)・相手からのメッセージを理解する行為(言語理解)・相互に行い合う行為、というプロセスからなっています。そのプロセスを最初に教え、彼らの学習スタイル(視覚的に示す)に合わせて教えていくことが必要だと言われていました。そして、コミュニケーションを教える側が優先順位を間違えないで、今できているコミュニケーションで相手や場面を増やしていく・・・ここで、先生の言っていた「人生はマラソン、長くゆっくり時間をかけて理解していく」という言葉が印象的でしっくりきました。
誘発的なコミュニケーションについてでは、先生の講義を聞きながら、事業所での様々な場面を思い浮かべました。支援者側が、誘導するような働きかけをしたり、彼らの言いたいことを先に言って、自発性・自立性を無意識に奪ってしまっていることに気づきました。
~study俱楽部には、ワークチームゆいB型利用者さんも参加しました。参加した利用者さんの感想を紹介します~
★自閉症の人たちのコミュニケーション能力が詳しくわかって良かった。
★会話をする際、本当の言葉なのか、言葉のウラオモテを見極めながら会話をしたい。
「今回も良い勉強になりました。また参加したいです。」と言っていました。
今回も、桑原先生の経験したことを交えながら、わかりやすくお話ししてくださいました。
コミュニケーションのニーズに違いがあることを、また、好むコミュニケーションが違うということを忘れないでいたいと思いました。