9月6日、第92回のゆいねっとstudy倶楽部を開催しました。今回のテーマは、『構造化について』です。ゆいねっと新居浜の生活介護と就労継続B型の事業所での構造化の実践を踏まえて説明させていただきました。
自閉症の人が理解をするための6つの情報「いつ、どこで、何を、どのくらい(いつまで)、どのようなやり方で、終わったら次に何をするのか」をわかりやすくするために構造化を採用しています。具体的な技法としては、物理的構造化、スケジュール、ワークシステム、決まった手順や習慣、視覚的構造化を紹介しました。
利用者さん一人一人に合わせた構造化は、内職の場面、食事の場面など様々な場面で取り入れ、安心して自立的に適切な行動を促すことに役立っています。そして、利用者さんの理解や変化に合わせて再構造化も行っています。
後半は、グループになって、自宅での構造化について意見を出し合いました。遊びの場所をリビングから個人の自室に変更した事例では、本人にとって活動の場所が変わることで、静かに自由に遊べることがわかり、スムーズに移行できたそうです。本人の視点にたった構造化の大切さを共有できました。