令和4年1月14日、令和3年度愛媛県虐待防止・権利擁護セミナーをZoomで受講しました。今回は、障がい者福祉施設等の設置者、管理者、サービス管理責任者、主任クラスの職員向けの研修に参加しました。
内容は、講義「障害者虐待防止法の概要と通報の意義」「身体拘束・行動制限の廃止と支援の質の向上」「運営者の責務と虐待防止委員会」「障害者虐待防止委員会、身体拘束等の適正化委員会と虐待防止責任者の役割」演習「運営者の責務と虐待防止委員会」でした。
講義では、障害者虐待防止法が、障がい者の尊厳を守り、自立及び社会参加を守るためのものであることを基本に、私たちは福祉の専門職であることから、不適切な支援は「虐待」、グレーゾーンの対応も「虐待」と考え、質の高いサービスの提供、不安や不利益を与えないこと、支援者の主観による利用者の望まない支援になっていないか問わなければいけないと思いました。
身体拘束に関しては、「やむを得ない」「正当な理由」は誰のためであるかよく考え、科学的根拠と尊厳、本人を変えようとするのではなく、ご本人に学び、どのように環境をわかりやすくするかが大切であると思いました。
今回の研修を受け、全職員に復命を行うと同時に、改めて、虐待防止マニュアルや職業倫理、行動規範などを周知し、支援技術の向上に努めたいと思いました。