放課後クラブぴあでは、モニタリングや支援会議で保護者や学校からいただいた情報をもとに、活動の見直しや新しい体験を個別に実施しています。今回は、中学生の保護者の方からいただいた情報をもとに、余暇の充実を図る目的で、公用車で公園に行き、ウォーキングを行いました。
車に乗るときには、シートベルトの着用イラストを運転席の後ろに取り付けました。指差しで示すと、自分でシートベルトを締めることができました。出かけるときに渡した、めくり式の手順書を車の中でめくって確認してくれていました。
ウォーキングコースは、池の周りを1周するわかりやすい1本道です。チェックポイントになる道中の写真も入れていたため、ずんずんすすんで歩き始めました。さすが中学生、歩くスピードが速く、職員はついていくのに必死でした。今後、複数人でウォーキングができたらいいなということで、職員が前に立ちスピードを調整すると、ちょうどいい速度で歩くことができました。
見通しを持てる支援グッズを使い地域で活動する体験は、成人期になっても、支援グッズさえあれば地域の資源を活用して豊かに生活できることにつながります。実際に公共の施設や場所で体験することで、成人期になったときにすぐに生活に取り入れることができます。そのために、今後も活動を広げていきたいと思います。