令和2年度愛媛県障がい者一般就労移行等促進事業の「えひめ障がい者就労支援セミナー2020~障がい者就業・生活支援センターにおける発達障がいの評価~」が東京・釧路・札幌・愛媛県内支援センターをつないだzoom研修形式で行われました。
今回は、社会福祉法人澄心 障がい者就業・生活支援センタージョブあしすとUMA様のご厚意によりオブザーバーとしてゆいねっと新居浜から2名参加させていただいています。
12月6日7日は、TTAP(ティータップ)について学びました。TTAPは自閉症スペクトラムの移行アセスメントプロフィールです。TTAPは、直接観察尺度・家庭尺度・学校/事業所尺度の3つの領域を設けることによって、効果的で包括的なアセスメントをすることができます。また、職業スキル、職業行動、自立機能、余暇スキル、機能的コミュニケーション、対人行動の6つの機能領域で、認知スタイルを体系的に明らかにし、目標を明確にとらえ、個別支援計画を立てることに役立てることができます。
当法人でも、実践研修の際に採用しているアセスメント方法ですが、今後は中高生の就労移行に向けた支援の個別支援計画作成のためのアセスメントとして採用していきたいと思います。
12月14日は、ESPIDD(エスピッド)について学びました。ESPIDDはアスペルガー症候群に特化した就労支援マニュアルです。ESPIDDは、就業相談シートを使用して、職業カウンセリングを行います。また、問題状況分析シートで解決策を検討したり、職業実習アセスメントシートで自己評価と他社評価をすり合わせたり、ナビゲーションブックを作って職場定着や雇用継続に繋げるためのツールとして使ったりします。ESPIDDは、就職や職場適応に向けて支援に必要な情報の収集・整理と職業評価や就業体験の振り返り相談、問題解決や課題改善のための相談が行える仕組みになっています。当法人内でも利用児(者)の支援に取り入れてみたいと思います。