12月12日(土)、愛媛県障がい児(者)療育支援事業「ABCモデルを活用した支援~応用行動分析(ABA)の基礎がわかりやすく学べる~」のウェブ研修を受けました。講師はABC研究所の今本繁先生です。
アメリカの多くの州で取り入れられている応用行動分析を用いた介入方法は、発達障がいの方の支援として、科学的に効果が立証された指導法です。その応用行動分析をもとには開発されたABCモデルを活用した支援について学びました。
ABC分析は、行動が起こる前後の状況要因を明らかにして行動の原因を推定するというものです。行動は、先行事象(直前の事象の中で行動の直接のきっかけとなるもの)と後続事象(直後の事象で将来の行動に影響を与えるもの)が影響しています。先行事象や後続事象を変化させることによって、行動変容を促し、求められる行動を強化し、してほしくない行動をあまり起こらないよう弱化、消去していく支援を考えます。
支援で大切なことは、標的行動(支援の対象になる行動)の記録を取りアセスメントし、行動の仮説を立て、改善方法を検討し、記録を取りながら実践し、行動変容をグラフなどで見える化し評価するというPDCAサイクルを回し続けることです。