10月26日㈯、松山市の愛媛県身体障がい者福祉センターにて、えひめ障がい者就労支援2019が行われ、参加してきました。
プログラムは自閉症スペクトラム症の人の移行アセスメントプロフィールである、TTAP(ティータップ)についての説明と、アスペルガー症候群(知的に遅れのない自閉スペクトラム症のこと)に特化したEPSIDD(エスピッド)就労支援マニュアルについての説明でした。
講師は早稲田大学教授の梅永雄二先生、大妻女子大学研究員の縄岡好晴先生です。梅永先生は、アメリカのノースカロライナでTTAPの研修を2か月受けた経験がおありだということです。
縄岡先生は、日々の実践においてTTAP研修を使った支援を行ってきた経験をお話しいただきました。
今回の研修でもっとも印象的だったことは、支援を始める前に、ご本人さんを正しく理解するためには、しっかりしたアセスメントが必要だということです。アセスメントには、検査などのフォーマルアセスメントや、直接観察などのインフォーマルアセスメントがあります。
また、診断もご本人さんを知るただ手の一つになります。ご本人さんを正しく理解できれば、適切な支援の計画を立てたり、興味感心や強みを生かした活動を導入したりすることができます。そして、就労継続や余暇の充実につなげることができ、生活の質を向上させることができます。
この研修を通して、職場でTTAPをより理解し、支援の中に組み込むことができるようにしたいと思いました。また、EPSIDDも習得し、アセスメントの力をつけていきたいと思いました。