7月13日~7月15日、京都教育大学で行われた臨床発達心理士会更新研修に参加しました。
今回は、近藤康子先生による「社会的コミュニケーション発達が気になる子の育て方がわかる ふれあいペアレントプログラム」の指導者育成講座を受講しました。
ふれあいペアレントプログラムは、自閉スペクトラム症の子どもの発達初期に社会的コミュニケーション発達を促すことが大切であり、もっとも身近にいる親に社会的コミュニケーション発達を促す方法を教授する心理教育プログラムです。
研修では、乳幼児の発達の特徴について、自閉スペクトラムの理解と支援を復習した後、ふれあいペアレントプログラムのセッションについて学びました。セッションは全9回で構成されており、社会的のコミュニケーションの方法や段階の特徴と目標、子どもの育て方のかかわり方の基本ややりとりの工夫、親子ふれあい遊びについてなどで構成されています。
療育ルームいろはに来所している子どもたちを思い浮かべながら講義を聞いたり、グループワークを進めていきました。幼児期の子どもはその大半を自宅で過ごしているため、保護者とのたのしいふれあいの経験を重ねることが、社会的コミュニケーションを育むよい機会となることがよくわかりました。療育ルームいろはの保護者に今回学んだことをお伝えして、家庭での子どもとのかかわりに生かしてもらえるような取り組みを事業所でしていきたいと思いました。