4月に入り、当法人にも新卒の職員さんが入ってきました。そこで、常勤の職員で新卒の職員さんと一緒に社内研修を行っています。内容としては、事業サービスについて、契約内容について、関係法令について、個別支援計画と支援について、TEACCHプログラムについて、自閉スペクトラム症の特性について、アセスメント方法や検査方法について、保護者連携や外部連携について、ソーシャルストーリーやPECSなどの手法についてなどです。
4月10日の研修時には、TEACCHプログラムについて、『自閉症の人が見ている世界~自閉症の人を正しく理解する~』という学習ビデオを見ながら、評価の大切さや構造化の基本、自閉スペクトラム症の人たちが好む学習スタイルについて学びました。
参加した職員からは、「個別対応の大切さ、その日の調子に合わせる対応の大切さ、次回に生かせる支援を考えることの大切さを知った」「厳密な構造化を必要とする利用者への支援をしっかり行い環境を整えることで、すべての利用者がより過ごしやすくなる構造になる」「どのような支援が必要か推測することの難しさ、利用者の言語表出と本意に違いがあったりする戸惑いの中でも、試行錯誤をしていくことの大事さがわかった」「一人一人の特徴を理解してかかわりを持ちたい」「物理的構造化や視覚的構造化、ワークシステムやスケジュールなど、様々な手法があることを知ることができた」という感想が上がりました。
日々のサービス提供の中で、利用者の変化や支援が本人に合っているかどうかに気づき、よりよい支援をチームで考えていくことが重要であることを参加者みんなで共有しました。