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【研修報告】レベルアップセミナー参加

 11月10日(土)、川崎医療福祉大学において行われたレベルアップセミナーに参加しました。今回は幼児期と学齢期の事例報告がありました。

 幼児期では、児童発達支援事業所での就園を視野に入れた支援の取り組みについて発表があり、就園に向けて必要なスキルや支援について話し合いを行いました。発表された事業所では、お子さんを丁寧にアセスメントし、様々な工夫を凝らして試行錯誤しながら「ファスナーをあける」支援を達成されていました。

また、話し合いでは、入園する園に必要な持ち物やその扱い方を知り事業所で練習することや、大人に助けを求めることができることで園での困り感を減らし、本人のペースでスキルアップするのを支えるといいのではないか、園との連携では効果的な資料(診断書、サポートファイルなど)や外部協力者(作業療法士や療育の専門家など)とともに保護者の希望する個人にあった配慮をお願いしてみるのはどうかなどの意見が出ました。

 学齢期では、混乱すると暴れるお子さんに対して、お子さんへの支援と保護者への支援について話し合いました。本人への支援では、行動分析で混乱の状況を記録してアセスメントすることや、本人が得意なことや興味のあることを連動させた有意義な時間の組み立てや、投薬量の調整や投薬時間の調整をすることなどがあがりました。保護者支援では、様々なサービスを利用して保護者の負担を減らしたり、関係機関の連携によって相談を受けたり支援の方向付けをするなどの意見が出ました。

 特別支援学校の先生、放課後等デイサービス事業者、発達支援センター職員など様々な立場の方が参加されており、とても有意義な情報交換になっています。

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