2月24日(土)、松山市にて第3回愛媛県発達支援通園事業職員研修会が行われ、放課後クラブぴあ・療育ルームいろはの職員が参加しました。今回の研修は、つばさ発達クリニック院長の藤岡宏先生による講演「自閉症スペクトラムを持つ人との接し方」でした。
講演は、午前午後を通して自閉症スペクトラムの特性に基づいた支援の方法や関わり方についてのお話しで、すぐに支援に取り入れられるアイデアや職員・保護者の方と共有したい内容が盛りだくさんでした。具体的な事例や構造化の写真、イラスト等を交えながらのお話はたいへん分かりやすく、「人は皆構造化に助けられている」ということを改めて実感しました。
幼児期や学齢期のお子さんに関わっていると「社会に出たら、視覚支援なんてないから…」という言葉を耳にすることがありますが、日常の風景の中にも沢山の構造化があります。
道路標識、横断歩道、トイレのマーク、コンビニの看板、番組表、料理のレシピなどなど、誰もが気づかないうちに視覚情報に助けられていて、当たり前になっているそれらが無くなると、とても不便で不安な生活になるだろうと想像できます。
そして、もっと構造化を必要とする人たちが安心して暮らせるように、今後も保護者の方や関係機関と連携してより良い支援を考えていきたいです。
今回の貴重な学びを、日々の支援や職員のスキルアップに生かしていきます。