6月19日(土)、ASD基礎講座がZoomで開催されました。第2回目のテーマは、「特性について①」ライフサポートここはうす桑原綾子先生がご講演されました。
今回のお話は、“自分の特徴を知る”と“ASDの方たちの共通した特徴を知る”という内容から、互いの「違い」を知ることを講演の着地点として進められました。
まず、“自分の特徴を知る”というお話では、「NT症候群という見方」について知りました。「NT」とは、ASDの人たちから見た私たちにある“障害”を示します。どこかで自分たちのほうが優越だと思っていたことに気づかされました。互いの「違い」とは、多数派(社会になじみやすい人たち)と少数派(社会になじみにくい人たち)という違いだけであることを忘れない、というお話は、自分自身の在り方も振り返り、とても大切なことを学びました。
“ASDの方たちの共通した特徴を知る”お話では、「脳のタイプが違う」ということを知りました。先生の「自分の中の宝物、相手の中の宝物、『お互い良いもの持っているよね』と違いを祝い合えたら」という言葉が、とても印象的でした。また、真水と100%の果汁を例にした、スペクトラムの考え方なども、非常に分かりやすかったです。
先生が講座の初めに「支援の仕事は、考え続けること」とおっしゃっていました。私も、今回の講座で学んだこと、考えたことを、今後の支援に生かしていきたいと思います。