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『学校と警察との連携について』

 2月8日(土)、日本学校教育相談学会愛媛県支部の研修会『学校と警察との連携』(愛媛大学にて)に参加しました。日々教育と福祉サービスの連携の大切さを実感しており、警察と福祉サービスの連携も今後必要となる事例も想定されることから参加させていただきました。

 講師は、今治警察署生活安全課少年係少年補導職員の笹山さやか先生です。愛媛県の少年非行減少の概況や児童虐待の対応増加についての説明や「司法面接」の説明をしていただきました。司法面接とは、子どもや障がい者など弱者を対象に、聞き取りの負担を減らし、間違った誘導を減らし、作為による虚偽を防ぐために行われる面接です。また、学校と警察の間が学校警察相互連絡制度でつながっており、非行や問題行動に関する情報の相互連絡を積極的に行うことを初めて知ることができました。

お話を聞く中で、警察も学校と同じように、児童生徒の健全育成を図るという目的で介入していることを知り、学校と警察、その他の関係機関がより親密にそしてスピーディーに連携することで、子どもたちの安心安全が守られていることがわかりました。

グループワークでは、虐待の疑いやいじめの事案等に学校としてどう対応していくか話し合いに参加させていただきました。学校では、重要案件のためのマニュアルに沿って、複数の教員が連携しながら迅速に対応していることを教えていただきました。特に保健室における養護教諭の役割の重要さを感じました。また、生徒指導の先生を中心に生徒への情報確認の面談、保護者への連絡、外部との連携など、校内での対応のスピーディーさに感心させられました。

福祉サービスにおいても、事業所内での虐待防止に努めることはもとより、家庭の状況把握や虐待の疑いに対する対応、警察を含んだ外部連携の必要性を強く感じることのできる研修会でした。

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