3月22日(金)職員同士で交流会を行いました。
今回の交流会のテーマは「PECSでフェイド1~3」です。
PECSとは「Picuture=絵カード」「Exchange=交換式」「Communication=コミュニケーション」「System=システム」の頭文字を取ったものです。
話し言葉・絵カードの理解が出来なくてもカードを交換できればコミュニケーションが図れるもので視覚障がいや聴覚障がい・ご高齢で言葉を失った人まで幅広い年齢層が使用できるブックのことで、国や文化に関係なく使用することが出来ます。
PECSには3つのルールがあります。
①他者に働きかけること。
②メッセージを伝えること。
③物や情報を受けることです。
どんなふうに伝えていくかというと、好きなもの(強化子)次からすぐ使っていける場面から教えていきます。
ワークチームゆいでは、おやつセッション・お水の要求・仕事での部品の過不足時にPECSを使って発信しています。
新しく獲得するスキルには2分の1秒ルールですぐに強化子を渡し誉めます。
例えば、おやつ場面でPECSを正しく要求できたとします。0・5秒以内にすぐ要求されたおやつをあげ同時に誉めます。
人的強化子・物的強化子の両方を活用していきます。それを繰り返し少しずつスパンを伸ばしていきます。
フェイズ1は物理的な交換…コミュニケーションのやり取りを自発します。
フェイズ2は距離の移動……自分専用のブックを持つようになります。
フェイズ3は弁別………………ブック内またはブック上の全ての絵カードから選択します。
弁別は単純なものから始めます。最初は欲しいものと欲しくないものでします。
その後は好きなカードを2つ以上の弁別で対応チェックをします。
交流会に参加して支援中に行っているPECSのやり方などをもう一度、学び直すことが出来て良かったと思いました。
機会があればPECSへの研修へ参加してみたいと思いました。