7月23日に行われたPECSフォローアップセミナーに参加してきました。
フォローアップセミナーは、実際にPECSを実施している事業所の方が実践発表をしてくださり、それに対するコンサルタントからのコメントを通して、実践上での様々な問題点や改善方法について学びます。
今回は4歳の男の子の事例についてVTRを交えて発表がありました。
PECSではフェイズⅡの達成基準として5から10の強化子を要求できるようになることが挙げられていますが、なかなか強化子が拡がらないことや、感覚遊びを好むため絵カードをひらひらさせてしまいコミュニケーションパートナーに渡せないことなどについて話し合いました。
コンサルタントからは、強化子アセスメントの重要性や、まず楽しい活動を拡げていくことでコミュニケーションが生まれてくるとのアドバイスがありました。また、療育をするにあたって「生活年齢を超えない」とのお話があり、対象者が低年齢の内は段階を進むことだけではなく、フェイズⅠ、フェイズⅡをしっかりと充実させることが大切とのことでした。
実践に基づくお話しは参考になることが多く、今回得た学びを日々の療育の現場で活かしていきたいと思います。