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レベルアップセミナー

 9月9日、倉敷市の川崎医療福祉大学でレベルアップセミナーに参加してきました。
 今回は、児童心理療育センターの事例とスクールソーシャルワーカーの方の事例報告でした。
 まず、児童心理療育センターの事例では、ASDとADHDの中二男子について、カームダウンの誘導の仕方と他人に不必要な介入や暴言を行わないための方法について話し合いました。カームダウンについては、混乱してからでは刺激してしまうため、少し感情が動いた時点で落ち着ける場所へ誘導するのがよいことを確認しました。また、他人への介入については、することが不明な長い余暇をさけ、個別にスケジュールを組み、職員と関わる時間を設け適切に過ごす体験や、お手伝いや役割を設け、やりがいや人のためになる喜びの経験を持ってもらうことなどが意見として出ました。
 次のスクールソーシャルワーカーの方のかかわっているASDの小5男子について、学校で落ち着いて安心して過ごす方法、1対1の対応以外で落ち着いてできることは何かということについて話し合いました。学校が安心の場所となるには、障がい理解を前提として、教室の環境や授業の見直しなどが必要であるという意見が出ました。また、大人と楽しみながらかかわる時間の設定や好きな活動をうまく活用して時間の組み立てを行うことなども必要ではないかという意見が出ました。
 2例とも、本人の課題解決のためには、個別に支援方法を実施すべきであるということが共通点であるとともに、日頃従事している児童発達支援、放課後等デイサービスなども同じ視点であると感じました。

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