療育ルームいろはでは、おやつの時間を使って、対人コミュニケーションのセッションを行っています。今日のおやつのメニューをお子さんのわかる形(現物を貼り付けたカード、パッケージを貼り付けたカード、写真カードなど)で用意しています。
最近は暑くなってきたので、のどが渇いているお子さんは、ジュースをおかわり要求してくれます。カードをサーバーの職員に手渡して、おかわりを入れてもらいます。カードを介することによって、相手を意識したコミュニケーションになります。また、何のおかわりが欲しいのか、カードがあれば間違いなく伝わるので安心です。お子さんの動作に合わせて、「(ジュース)ください。」などとプロンプターの職員が付け足し、行動と言葉をマッチングさせていきます。
先日利用を始めたばかりの利用児さんも、カードを介したコミュニケーション方法を介助で何度か知らせると、直接行動(おやつに手を伸ばす)から、すぐにカードを使って要求をすることができました。伝わる楽しさ、カードの便利さを体験してもらえました。