放課後クラブぴあでは、中高生の利用児さんを対象に買い物実習を行いました。ぴあでは、小学校高学年くらいから、働く大人になるための基本的な態度や報酬の仕組みを学んでもらうため、事業所内で仕事の練習をしています。
仕事の内容は、家事的なスキル(洗濯干し、ほうき掃除、タオルたたみなど)、事務的スキル(スタンプ押し、封入作業、宛名シールはりなど)、リサイクル活動(空き缶つぶし、ペットボトルのラベルはがし、ごみの分別、ごみ捨てなど)、です。保護者と協力の上、仕事の報酬単価を決め、働いた分お金を貯めていきます。そして、貯まったお金で金銭管理や買い物体験をしてもらっています。
今回は、地域生活に般化していくために、自宅近くの商店での買い物実習を行いました。仕事で貯めた報酬を持って、昼食や飲料を買いました。ソーシャルストーリーでの情報提供を行い、手順書や地図、選択ジグを準備しました。事前学習をスモールステップで積み重ねることで、商店までの移動、商品の選択、清算、袋入れなど、職員の手助けがなくても自立的に行うことができました。
お子さんの進路や希望する将来の生活を考え、学齢期から練習することで、自分の希望を叶えるためのスキルを身につける学びを、保護者と連携して個別に実施していこうと思います。