6月16日(土)、川崎医療福祉大学(倉敷市)で定期的に行われている、ソーシャルストーリークラブOKAYAMAと平成30年度レベルアップ講座に参加してきました。
ソーシャルストーリークラブは、ソーシャルストーリーのワークショップに参加すると入会できる会で、全国に数か所あります。保護者、教員、福祉関係者など様々な人が集まり、ソーシャルストーリーやコミック会話など、自閉症の人たちにわかりやすく情報や状況を伝えるために意見交換や書き方の練習などを行っています。今回も、参加者が持参した乗り物に乗るときのルールについてのストーリーや特別支援学校での作業学習についてのストーリー、安全な下校についてなどのストーリーを持ち寄りディスカッションしました。活発に意見交換する中で、よりよいストーリーにするためのアイディアが次々と出されています。
レベルアップ講座はTEACCHプログラムを用いた自閉症支援の事例検討会です。参加者は、成人の入所施設の職員さん、保護者の方、放デイや児童発達支援事業所の方、特別支援学校の先生、スクールカウンセラーの方などです。今回は、学齢期のお子さんの事例発表が2件ありました。苦手な状況への対処、子離れ親離れ、普通学級での合理的配慮、特性理解と支援など、少人数のグループで話し合います。様々な立場の方々がいらっしゃり、様々な年代の自閉症の人とかかわりを持っているので、参考になる意見ばかりです。
また、保護者の方に子育ての中での苦労や支援、学校での支援の様子を聞かせていただいたり、TEACCHプログラムの勉強会や全国での研修参加報告などを教えていただいたりと、学びが多い勉強会でした。