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令和3年度 愛媛県障がい者虐待防止・権利擁護セミナー

12月14日(火)、愛媛県障がい者虐待防止・権利擁護セミナーがZoomで開催されました。障がい者虐待防止・権利擁護の総論をテーマに、植草学園大学教授の野澤和弘氏がご講演されました。

障がい者福祉施設での虐待事件、殺傷事件をもとに、どこでも虐待の芽は生まれること、見て見ぬふりの恐怖、「支援」と「虐待」の線引きなど、現場の実態に即しながら虐待の現実を知らされました。また、自分たちが老いていく中、我が子を託す相手と喧嘩したくない、できない、という、障がい者の親の屈折した思いを知り、とてもショックを受けました。

行動障がいがエスカレートする構造や、意思決定支援については、知的障がいを持つご自身のお子さんの話を交えながら、わかりやすくお話下さいました。ハサミが怖くて両親に押さえつけられながら散髪をしてもらっていた息子さんが、ある床屋さんのもとで、自分で散髪してもらうことができるようになったことや、回転寿司でのエピソードなど、嬉しそうに話されていたのが印象的でした。

講演を聞いて、改めて自分自身の日頃の支援について、深く考えさせられるものになりました。そして、福祉に携わる立場として、その人の存在に大切に関わる気持ちを忘れたくないと感じられる、貴重な機会となりました。

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