10月12日(月)、第67回ゆいねっとStudy倶楽部を開催しました。今回のテーマは、『成人期につながる支援』で、田所浩厚先生を講師にお迎えしました。田所先生は、株式会社マルクの相談支援専門員やNPO法人ネセサリーフォーの代表をされています。
今日のお話は、田所先生の体験談を踏まえて、児童期や成人期のサービス、就労の流れ、学齢期の保護者が今できることなどをわかりやすくお話しいただきました。印象に残ったことは、保護者の願いは「子どもが困らないようにしてあげたい」ということである。そのためには何に困るか予測することが大切。自分が指導を受ける人だとして、できることに注目してくれて、できることが増える指導の方が楽しく、モチベーションが持てる。子どもの成長や変化に合わせて必要な環境や配慮が提供されないと、できることがなくなってしまう(障害が重くなる)。などです。そのためには、サービスをうまく選び、家庭では反省と改善に努めることが必要だと再確認しました。
障がいと支援について、「障がいとは」周りの人が配慮するべきところ、「障がい理解とは」周りの人がその人に配慮すべきところがわかること、「障がい者支援とは」配慮すべきところを実行できること、「到達点」は本人が良くなること。という視点を忘れず、選び続けてもらえる事業所を目指して支援していきたいと思いました。