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【研修報告】レベルアップセミナー受講(ASD支援)

 

 106日、倉敷の川崎医療福祉大学でASD支援のためのレベルアップセミナーを受講していました。今回の事例検討は、大学生支援でした。ASDの方の大学在学継続と将来の就労にどのような支援ができるか、発達障がい者支援センターでの取り組みについて検討しました。

 具体的な支援のためには、まず本人の意思や本人の情報収集、スキルのアセスメントが必要であり、聞き取りの工夫やフォーマル検査を使用することが意見として上がりました。また、どこの機関(学校、福祉、保護者など)で何ができるのか、支援体制の確認も必要になります。また、今後の就労を考えると、社会性やコミュニケーションスキルや自己覚知が重要であるという意見や手帳の取得が就労選択の幅を広げるのではないかという意見も出ていました。

 この夏参加したノースカロライナのTEACCHセンターでの研修でも、学齢期から成人期への移行のための、ソフトスキルの習得プログラムが開発中であるということでした。将来、働く大人になるために必要なスキルは様々なので、計画的にスキル学習をしておくことは、ASDの方の就労に大変重要であることを実感しました。

 また、川崎医療福祉大学教授の諏訪先生が、TTAPについての講義をしてくださいました。TTAPは、まさにTEACCH移行アセスメントプロフィールであり、ASDの方は、人とのかかわりスキルであるソフトスキル不足が離職理由になっていることが多いそうです。フォーマルアセスメントとインフォーマルアセスメントを組み合わせて、機能的な場面(実習)で、持っているスキルや芽生えのスキル、必要な構造化や支援を見極め、目標を達成していく過程を通して就労のための体験を積んでいくことをわかりやすく説明していただきました。

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