第42回Study倶楽部『自立課題の作成体験』

Study 42

 4月9日(月)総合福祉センターにて、第42回ゆいねっとstudy倶楽部を行いました。今回は「自立課題の製作」をテーマに、廃材や日用品を使って実際に課題作りを体験していただきました。
 自立課題(ワーク)は、余暇を一人で適切に過ごす力(余暇スキル)や一定時間一人で集中して作業ができる力(職業行動)など、将来重要なスキルを身につけるのに役立ちます。また、「右→左」「上→下」に構造化された課題やワークシステムを通して世の中の大きなルールも学ぶことができるので、新しい事を教える時にも同じ方法で伝えられるようになります。参加された方はみなさん、お子さんの興味や技術に合うようイメージしながら、好きなイラストのシールを貼ったり作業量を調整したりとそれぞれに工夫しながら課題を作られていました。
 空き箱や色画用紙、100円均一のお店で手に入る素材など身近な材料で作ることができるので、ぜひご家庭でもチャレンジしてみてくださいね。

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「TEACHトピックセミナー」2日目

TEACCH2

 3月24日と25日、岡山の川崎医療福祉大学で開催されたTEACCHトピックセミナーに参加しました。
 2日目は『評価方法に関するワークショップ』が5つの分科会に分かれて行われ、ぴあ・いろは職員は第2分科会(PEP-3)と第3分科会(TTAP)を受講しました。
 PEP-3は2歳~7歳5ヵ月のお子さんを対象とした発達検査です。「発達検査」と聞くと保護者の方は少し身構えてしまうかもしれませんが、PEP-3には診断のための情報収集だけでなく、検査を通してお子さんの強みと弱みを知ることで、そのお子さんに合った支援の手がかりを得る目的があります。
 どんなことに興味があるのか?どんな情報が理解しやすいのか?音や手触りの感じ方はどうか?表現のしかたはどうか?などが分かると、より有効な手立てや環境を考えることができます。「できる/できない」だけの評価ではなく「芽生え(できそう)」も見ることができるので、次のステップとなる目標を考えるのにも役立ちます。
 ワークショップでは、実際の検査場面の映像を見ながら解説を聞き、各検査項目の目的や観察ポイント、実際にどう支援に生かしていけばよいか等を具体的に学ぶことができました。また、お子さんの日々の育ちには保護者の方との連携、情報共有が重要だと改めて感じました。
 いろはでもPEP-3の教材をより有効に活用して、お子さん一人ひとりの育ちに合った支援の提供に繋げていきたいと思います。

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「TEACCHトピックセミナー」参加

 3月24日25日、倉敷市にある川崎医療福祉大学にて行われたTEACCHトピックセミナーに参加しました。テーマは「アセスメントから実際の療育・教育・支援へそして家庭生活へ」でした。
 「アセスメントとその意義について」という題目で中山清司氏(自閉症eサービス代表・大阪)の講演がありました。
 支援を組み立てるうえで、まず必要なことはアセスメントであり、フォーマルアセスメント、インフォーマルアセスメントを行い、対象者をよく知ることで支援目標や配慮を決定することの重要性をお話しいただきました。評価する項目としては、社会性、コミュニケーション、こだわり行動やイマジネーションの特徴、注意の向け方や感覚の過敏さ、不安や脅迫的な行動の有無、学習スキルと態度、余暇の過ごし方、問題行動の有無と原因、医療ケアの必要性などです。フォーマルアセスメントもインフォーマルアセスメントも記録を丁寧に行い、評価を行います。また、ご家族や関係者へのインタビューなども行い、評価情報を個別プログラムに反映させます。個別プログラムでは「計画の立案⇒支援の実施⇒支援の見直し⇒計画の再立案」という流れで、生活の向上や自立と社会参加に向けて行っていきます。私たちの日ごろの支援も「自立」を意識して行っています。できないことは支えられ、できる限り一人でできる機会を増やしていきことが大切で、支援者に依存させてはいけないということ、自身の可能性を最大限に発揮して、自己肯定感と自尊心をもって暮らしていけるために、合理的配慮としての支援を行っていきたいと思います。

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第41回ゆいねっとStudy倶楽部『ヘルパーさんと安心外出』

studyヘルパー

Studyヘルパー

 3月5日(月)、第41回ゆいねっとStudy倶楽部を開催しました。今回は、講師に矢野志穂氏(NPO法人今人倶楽部 居宅介護事業所ごきげんさん)をお招きし、ヘルパー利用の流れや外出先の紹介、実際に利用されている方の事例に沿った具体的な支援方法と支援グッズの紹介など、写真や実物を交えて大変わかりやすくお話しいただきました。過ごす場所や人が変わっても安心して活動するためのヒントがつまった講義でした。

参加者された方の声
・ヘルパーと安心して楽しく過ごせるような支援をされていて利用してみたくなった。
・一人ひとりの特性に合った支援を行うことで安心して余暇を楽しむことができているんだと思った。
・小さいころから家族以外の人と関わりを持つことは大切。将来も親として安心できるサービスだとわかった。
・何か問題ができた時に本人の特性をもう一度理解して強みに変えるという事が重要。
・誰が伝えても同じように伝わる手段が大切。人によって違うことを言われると混乱してしまう。
・細かなことでも情報を共有し、原因を探していくことなど勉強になった。今後の支援で役立てていきたい。
・使えるサービスや制度について知らないことが多いと思った。基本的なことから勉強したいと思った。
・個別に合った支援を考えてくれる事業所の存在に感激。ヘルパーと何をして過ごすかもう一度考え直したい。
(アンケートより抜粋)

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藤岡先生講演「自閉症スペクトラムを持つ人との接し方」

 2月24日(土)、松山市にて第3回愛媛県発達支援通園事業職員研修会が行われ、放課後クラブぴあ・療育ルームいろはの職員が参加しました。今回の研修は、つばさ発達クリニック院長の藤岡宏先生による講演「自閉症スペクトラムを持つ人との接し方」でした。

 講演は、午前午後を通して自閉症スペクトラムの特性に基づいた支援の方法や関わり方についてのお話しで、すぐに支援に取り入れられるアイデアや職員・保護者の方と共有したい内容が盛りだくさんでした。具体的な事例や構造化の写真、イラスト等を交えながらのお話はたいへん分かりやすく、「人は皆構造化に助けられている」ということを改めて実感しました。

幼児期や学齢期のお子さんに関わっていると「社会に出たら、視覚支援なんてないから…」という言葉を耳にすることがありますが、日常の風景の中にも沢山の構造化があります。

道路標識、横断歩道、トイレのマーク、コンビニの看板、番組表、料理のレシピなどなど、誰もが気づかないうちに視覚情報に助けられていて、当たり前になっているそれらが無くなると、とても不便で不安な生活になるだろうと想像できます。

そして、もっと構造化を必要とする人たちが安心して暮らせるように、今後も保護者の方や関係機関と連携してより良い支援を考えていきたいです。

今回の貴重な学びを、日々の支援や職員のスキルアップに生かしていきます。

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