PECS Level1ワークショップ参加

 11月18日19日、岡山市でのPECS Level1ワークショップに参加しました。PECSとは、絵カード交換式コミュニケーションシステムのことです。
 まずは、ピラミッド教育アプローチ(効果的な学習環境を作るための系統的な指導法)について学んだあと、PECSのフェイズⅠから方法、データ収集、習得基準、エラー修正の方法などを学びました。VTRや具体例を挙げてわかりやすく説明があり、教材を使った実践練習をしたり、モデルを見ながら確認をして進めていきました。
 丁寧にレベルを上げていくことで、自発の要求やコメントという、表出コミュニケーションの機能が高まります。そして、理解(受容)コミュニケーションを育てていくための支援も並行して行い、バランスよくコミュニケーション機能を高めていくということでした。
 ぴあやいろはでも、おやつのセッションやヘルプの要求、相手を意識したかかわり方などの支援を個別に取り入れていますが、今回のPECSの研修を受け、改めて支援方法の確認と個別のアセスメントを行っていきたいと思いました。

Read More

日本臨床発達心理士会中四国支部第45回研修会参加

11月5日、日本臨床発達心理士会中四国支部第45回研修会に参加しました。研修のテーマは、「『心の理論』から考えるコミュニケーションの発達と障害」です。講師は、東京学芸大学教授の藤野博先生です。

まず、心の理論課題の説明とASD(自閉症スペクトラム症)の子どもたちと定型発達の子どもたちの結果の説明がありました。正答率は、ASDの子どもが低くなっている結果でした。しかし、小4くらいになると、特に知的に遅れのないASDの子どもでは、難しい心の理論課題も通過することが分かりました。それは、言語能力が発達し、学習や説明を受けることにより、心の理論を理解できるようになるからだということです。

このような研修の結果から、言語能力を高めること、心の理論について学ぶことは、定型発達の子どもと同じように自然に課題を扱えるということではないけれど、学習が一定の効果をもたらすということでした。

この研修を受け、放デイで取り組んでいるSST(ソーシャルスキルトレーニング)などについて考えました。SSTも社会での般化の難しさがありますが、学ぶことで知る機会を得、考える機会になるのであれば、一定の効果があるのではないかと思いました。そして、般化を助けるために、保護者や関係機関と連携し、学んだことを地域で場面を捉えて経験できるよう協力していきたいと思います。

Read More

TEACCHプログラム研究会 香川支部 公開講演会参加

benkyoukai_kunrenkou
 10月15日にTEACCHプログラム研究会 香川支部 公開講演会「教育現場における合理的配慮とは ~自閉症のある人の気質を考えて~」(講師:坂井聡氏)に参加しました。
 まず、『障がい』について、以前は機能障がい→能力障がい→社会的不利の一方通行で考えられていましたが、最近は活動の制限や参加の制限を障がいと捉えており、特別な物から「誰もが持つ状態としての障がい」とのお話がありました。車いすの人であれば、移動を妨げる階段が障がいであるし、自閉症の人にとっては特性に配慮しない周囲の人こそが障がいと言えます。
 そこで私たちには合理的配慮が求められるのですが、学校現場では「他の子どもと平等に教育を受ける権利を享有・行使することを確保するために、…障がいのある子どもに対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの」とされており、これは一律の教育、支援を行うのではなく、必要に応じて特別扱いしてくださいと言えるものです。
 本人の力が定型発達の人より少なくても、支援によって引き出される力と周囲の理解によって引き出される力が合わさることで、定型発達の人と遜色ない能力を発揮することも可能となります。障がいがあってもできることがある。何ができるのか、できることで変わることがあるのではという視点で支援することが必要です。
 そして、できることを分かりやすく伝えるために構造化があります。しかし、伝えられ、やることが分かってもやりたくないこともあります。自分からやりたいこと、やりたくないことを伝えられることを経験する必要があります。このコミュニケーション能力を伸ばそうとする支援がまだ十分とは言えない状況です。
 まだまだ「あなたはあなたでいい…はずなのだけれどね」と言わざるを得ない現実があります。自閉症の人はどうかんがえているのだろうか、何に困っているのだろうかを考え、そして「私」が変わることから始めましょう。

 講演を聞いて、自閉症の人に限らず、正しいコミュニケーションの手段を持たない人が(かんしゃくや自傷、攻撃などで)ノーと示した時、それを許さず、どうにかして意に沿わそうとするというのはあり得ることだな、と思いました。例えばこちらがその人の嫌いな食べ物を出したにもかかわらず、かんしゃくという形で拒否を示したために問題行動として捉えられる。でもこの場合正すべきはその人の食べ物の嗜好を把握していなかった側であると思います。そして、その人にかんしゃく以外にノーと言える代替手段を身に付けることができるように日頃から練習をしたり、環境を整えたりが大事であることを改めて感じました。

Read More

レベルアップセミナー参加

 10月14日(土)、川崎医療福祉大学で行われたレベルアップセミナーに参加しました。
 今回は、事例発表を行いました。『学齢期から成人期への移行支援と考え方』という題で、放課後等デイサービスで、生活介護利用へつながる支援を行ったことと、その後の生活介護での支援の様子、人生の転換期における支援の考え方を発表しました。

 グループワークでは、現在の支援に必要なことや、対人介入の難しい事例の体験談などを話し合っていただきました。参加の皆さんからは、ご本人のもつ力を生かすことや、般化の仕方、不調の時にも理解できるスケジュールの形態や視覚支援のレベル、支援の統一のためのロールプレイでの確認など、たくさんご意見をいただきました。

 このようなご意見を踏まえ、今後事業所で取り組めることを一つ一つ検討し、実行していきたいと思います。

Read More

ソーシャルストーリークラブ参加

 10月14日(土)、川崎医療福祉大学で行われたソーシャルストーリークラブOKAYAMAに参加しました。ソーシャルストーリーを書いたものを持参し、参加メンバーに意見を出してもらいます。
今回は、

・本人の使っている(知っている)単語を使う。
・伝えたい場面限定で書く。
・ひとつのストーリーに内容は盛り込み過ぎない。 

などのアドバイスをいただきました。
また、前回作成して使用したストーリーの結果報告もありました。事前予告になってよかった、不安を軽減できた、などの報告がありました。

 それぞれが教師として、母親として、福祉サービス事業所の職員として発達障がいの子どもに関わるとき、社会のルールやきまり、身辺の清潔や人とのコミュニケーションの仕方、お金と仕事など、伝えたいことがたくさんあります。その方法として、ソーシャルストーリーがとてもわかりやすく必要な方法であると毎回実感させられます。

Read More